【40代】冬の冷たい乾燥した空気からお肌を守る4つの乾燥対策

肌の乾燥予防 スプレーの吹き付け 美 容

お肌は寒くなるとどうして乾燥してしまうの?

表皮層にある水分を保ってくれてる機能の皮脂・NMF(天然保湿因子)・細胞間皮質の3つの保湿因子が減ってしまい角層の水分がなくなり乾燥していきます。

身体は寒くなると体温の低下を防ごうと血液を身体の脳や心臓などの内臓へ集められます。皮膚の末端にある表皮層に届くはずの血液を減らすため、表皮層の細胞に毛細血管で運ばれるはずの栄養や酸素が届かなくなり新陳代謝が悪くなるのです。

新陳代謝が悪くなると、表皮層にある水分を保ってくれてる機能である皮脂・NMF(天然保湿因子)・細胞間皮質の3つの保湿因子が減ってしまい角層の水分がなくなって乾燥していきます。

そこに冬の冷たい乾燥した空気がお肌にあたると、ますますお肌の水分が取られて乾燥肌となっていくのです。

40代からの冬のお肌の乾燥対策

40才以降はお肌の皮脂量も減りはじめ、ターンオーバーの周期も遅くなり、皮膚の表面はゴワゴワで乾燥気味になってきます。冬の冷たい風にお肌が当たっても乾燥させないようにするにはどうすればよいでしょうか?

そこで4つの乾燥対策を紹介します。

40代のお肌の水分量を減らさないため方法

お肌の水分は、表皮層にある皮脂・NMF(天然保湿因子)・細胞間皮質の3つの保湿因子で保たれています。冬でなくとも加齢や日頃の洗顔・不規則な食事や睡眠でバランスが崩れ、それらの原因で水分量が減り乾燥肌へと変化してしまいます。

特に寒い冬にお肌を乾燥させると元に戻すのが大変です!

減った水分量を元に戻すにはバランスを崩した保湿因子を元に戻すことから始めましょう。保湿因子に近い成分が入った化粧品を使うことで正常なお肌に戻すことができます。
そして、使い続けることで冬の冷たい乾燥した空気や風からお肌の乾燥を守ることができ、小シワもできにくくなります。

 表皮層にある保湿因子に近い成分 

【皮脂に近い成分】
スクワラン : 水分の蒸発を防いでくれます。

【NMF(天然保湿因子)に近い成分】
アミノ酸、NMFと表記される物 : 水分を吸収する働きがあります。

【細胞間皮質に近い成分】
セラミド : 水分を抱え込みキープする働きがあります。

これらの入った高保湿化粧品を使うことで乾燥からお肌を守ってくれます。

40代からのお肌にいい食べ物ってなぁ~に?

食事からとった栄養は、毛細血管から血液でお肌の細胞に届けられると活性化されます。活性化されたお肌は、新陳代謝が良くなり保湿成分が作られて乾燥からお肌を守ってくれます。そのため食べ物を選ぶことはとても大切です。

ビタミンA
ダメージをうけたお肌を修復する機能があり、ターンオーバーを正常に戻してシミの改善やコラーゲンやヒアルロン酸を作り、シワやうるおいのあるお肌にもどします。

・鶏・豚レバー
・うなぎ
・牛乳
・卵(卵黄)
・緑黄色野菜(ニンジン、ホウレンソウ、カボチャなど)

ビタミンAを取る時は、一緒に「亜鉛・タンパク質」を取ると、ビタミンAを体内に効率よく運んでくれます。

ビタミンAはお肌からも浸透させることができます。化粧品の成分表記はビタミンAではなく「レチノール」と成分表記されていてシワの改善に役立っています。
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ビタミンB2 
お肌を保護したり、ターンオーバーを助けたりします。

・うなぎ
・レバー
・青魚
・アーモンド
・納豆
・卵

ビタミンB6
皮膚炎を予防して皮脂のコントロールやお肌の新陳代謝を助け保護します。また、タンパク質をエネルギーに変換するには欠かせない栄養素です。

・レバー
・魚 (さんま、まぐろ、かつお)
・大豆製品
・卵

ビタミンC
コラーゲン・セラミド(細胞間脂質)の合成を促進してシワを減らします。また、抗酸化作用があり、できてしまったメラニン色素を薄くする働きもあります。

・果物(アセロラ、キウイ、柑橘類、柿、マンゴー、イチゴなど)
・野菜(パプリカ、ブロッコリー、キャベツ、ピーマン、豆苗、ゴーヤーなど)

ビタミンE
抗酸化作用があり血流を促進してお肌のくすみやターンオーバーが正常にはたらきます。 

・植物油(ヒマワリ油、菜種油など)
・アーモンド
・野菜(アボカド、かぼちゃ)

タンパク質
皮膚の細胞の基となり、なくてはならないものです。真皮にあるコラーゲン線維やエラスチン線維はタンパク質で作られていて減少するとシワやたるみの原因となます。

・肉(鶏のむね肉・ささ身、牛や豚のヒレ肉・もも肉など)
・魚(サバ、アジ、イワシなど)
・卵
・大豆、大豆製品 豆乳イソフラボン・乳製品

必須脂肪酸
必須脂肪酸は、体内作ることができないので食物から摂取しなくてはいけません。必須脂肪酸には、リノール酸やDHA、EPAと言われるものでビタミンAの吸収を助けてお肌の乾燥を防ぎます。

・肉(牛ロース、豚ロース、鶏皮など)
・魚(ウナギ、サンマなど脂の多いもの)
・植物油(ヒマワリ油、エゴマ油、オリーブ油など)
・種実類(マカダミアナッツ、松の実、クルミ、ゴマなど)

亜鉛 
たんぱく質の合成にかかわる大事な栄養素で、お肌の毛細血管まで酸素をいきわたらせ、皮膚の細胞を新しく生み出して健康なコラーゲンの細胞を作ります。

・牡蠣
・豚レバー
・牛肉の赤身
・ナッツ類 (カシューナッツ、アーモンド、ピーナッツ)
・卵


コラーゲンの合成に必要な栄養素です。鉄不足はコラーゲンが合成できず、シワやたるみの原因となります。

・レバー
・野菜 (小松菜、ほうれん草)
・乾燥ヒジキ(鉄釜)
・大豆製品 (豆乳、厚揚げ)

ビタミンCと一緒に取ることで吸収されやすくなります。
逆に緑茶と一緒に取ると吸収されにくくなり、食後のコーヒーや紅茶も吸収率が下がります。

身体を温めると新陳代謝がよくなりターンオーバーの助けにも。

身体は寒くなると体温の低下を防ごうと血液を身体の脳や心臓などの内臓へ集められます。まずは内臓を温めるために日ごろから温かいものを食べるように心がけましょう。

身体が温まると血流もよくなり皮膚の末端まで毛細血管が栄養を運んでくれて新陳代謝がよくなります。皮膚の細胞も活性化され、乱れがちなターンオーバーの改善もしやすく、表皮層にある皮脂やNMF(天然保湿因子)、細胞間皮質の3つの保湿因子の水分も保たれるようになり乾燥も改善されます。

良い睡眠は美肌のはじまり!

ゆっくりとお風呂につかると身体も温まりスムーズに入眠へと誘ってくれます。最初の睡眠から90分(1時間30分)ごろに成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは、抗酸化作用がありお肌を含む身体全体を修復します。血液で栄養を送り成長ホルモンが吸収して細胞が活性化するのです。寝不足などでお肌が荒れたりするのは、成長ホルモンがきちんと分泌されないのが原因ですね。

スマホは、ブルーライトの強い光の影響で脳が昼間と勘違いをおこして睡眠体制になっていた身体を起こしてしまい、睡眠ホルモンが出なくなってしまいます。睡眠ホルモンが出なくなると成長ホルモンも分泌されませんので、寝る1時間前からはスマホは見ないようにしましょう。

午後10時から午前2時のゴールデンタイムは、とにかく熟睡するのがおすすめです。

まとめ

冬の冷たい乾燥した空気や風からお肌の乾燥を防ぐには、まず身体を温めることです。どれだけ良い栄養をとっても寒くて血液の循環が悪ければ身体のすみずみまで血液を運ぶことができません。

身体を温めると血液の循環がよくなり毛細血管で栄養がとどけられ、細胞が活性化されて乾燥を防ぐように機能しだします。

結局、お肌を乾燥させないためには意外とお肌から離れた所にありました。40代は色々と忙しい年齢でありお風呂もパパっと済ませがちですが、お肌のためにもゆっくりとお風呂に浸かって、しっかり睡眠をとることが1番の乾燥対策となりますね。

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